「幼児理解」が実現する遊び中心の保育

創園以来、遊び中心の保育を展開してきた竹の子幼稚園ですが、遊びを大切にすることは容易ではありません。遊びを大切にする保育は、保育者にとってはとても大変な保育なのです。なぜなら、遊びを大切にすると、園児が保育者の目の前にいないことが多いから。そこで、ポイントとなってくるのが「幼児理解」。
幼児理解とは、一人ひとりの子どもを知り、その発達をきちんと把握することです。仲の良い友だちや興味があることを把握していてはじめて、どこで誰と何をして遊んでいるかを的確に予測できます。これに必要なのが、保育者の高い専門性と優れた観察眼。
すべての園児が目の届く範囲にいて、保育者の指示通りに動いていては、到底、遊びを大切にしている保育とはいえません。幼児にとって遊びは欠かせない要素であり、それを保障するためには幼児理解が不可欠。保育者には、高い専門性が求められます。竹の子幼稚園の遊びを大切にする保育の裏側には、保育者たちのたゆまぬ努力があるのです。