2015/5/19

子どもと遊び

子どもは遊びで自分の世界を広げていく

子どもは遊ばなくちゃ育たない!!
子どもは遊んで大きくなる。
そんなことはもちろん誰だって知っているはず。
だけど大人は本当にその意味をわかっているのかな。
今の子どもたちは思う存分遊んでいるのかな

遊びで自分の限界を超える子どもたち

子どものやりたい遊びは心からの喜びになる
子どものやりたい遊びは心からの喜びになる

子どもにとってやりたいことは遊びです。逆にやりたくないことは、遊びになりにくいものです。つまり心からの喜びにもなりにくいといえます。
例えば、子どもが高いところから跳ぶという挑戦があります。大人の用意した手続きに従って限界を超えて跳ぶのは、とても難しいことです。しかし何時間でも何日でもかけられる余裕があれば、子どもは跳びたいと思ったときに挑戦できます。こうした環境の中で、子どもは自分の限界を超えて、自分の世界を広げていくのです。
 
一見単純なことのくり返しでも、子どもが見つけた遊びはやりたいことです。誰も何も言わなくても、自然に集中していきます。遊びは自発的な活動であり、頭が生き生きと働いている状態なのです。

遊びで育つ子どもたちの頭脳

子どもは失敗したときに叱られたり規制されたりすると、その体験がトラウマになったり、体が固まってしまったりすることがあります。これは、脳科学でも明らかになっています。逆に、面白い・楽しい・もっとやってみたいと感じると、脳が活性化していくようです。
つまり「好きこそ物の上手なれ」と一緒です。子どもが遊んでいるときは頭が生き生きと働いている状態ですから、幼児教育に遊びは必要といえます。

頭が生き生きと働く幼児教育
頭が生き生きと働く幼児教育

一般的に教育は、とにかく全員を同じレベルにもっていこうとしがちです。竹の子幼稚園の幼児教育は「育てる」ことをベースとしています。子どもは一人ひとりやりたいことが違うので、遊びも多様です。子どもが今やりたくないことでも、みんなの様子を見て保育者がタイミング良く援助に入ると、自分から「やってみよう!」と思うようになります。

本気で子どもの遊びとつき合う

遊びは、自分の世界を広げるきっかけの宝庫です。この時期の体験がこれからの長い人生のベースとなっていきます。
子どもたちには群れ合う環境が必要です。その環境の中で一人ひとりがいろいろと試し、影響を受け合い、高め合っていきます。ところが今の時代は、それがつくりにくくなっています。改めて、幼稚園の役割を考える毎日です。これからも子どもの遊びを本気で考え、つき合っていきたいと思っています。

子ども同士が高め合っていく環境をつくる
子ども同士が高め合っていく環境をつくる

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