2020/4/22

園長先生のつぶやき

2020年4月22日

今できることは・・・・・・。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。休園のため幼稚園が止まっています。子どもたちのいない園庭、子どもたちの声が聞こえない保育室です。淋しいです。みなさんのことを思わない日はありません。

先日ご協力いただいたアンケートを改めて手にしました。たくさんの思いのこもったご意見の中には心揺さぶられるものがありました。とりわけ年長児の保護者のみなさんの声です。
「憧れて憧れてやっとなれた年長さん。楽しみに楽しみにしていた行事が次々と中止になってしまい、親子でがっくり! こんな大変な時ですが、何かどこかで年長になった実感と喜びを味わう機会はないでしょうか・・・・・・。」

竹の子の子どもたちはクラス、年次を越えて遊びを共有し合って生活をします。やさしさや思いやりが育っていく過程で、成長への憧れが膨らんでいくのです。だから年長に進級したその日から張りきって快活に園生活を開始していきます。その出端をくじいてしまうような休園です。苦渋の決断ですが、今はこうすることが子どもたちみんなのために必要だと考えました。

さて、21日、22日と2日間に分けて、53名の教職員で幼稚園のこれからについて話し合いをしました。子どもたちの安全と健康な生活のために具体的な保育の場で工夫や配慮をしていかなくてはならない点について、悩みながら意見を出していきました。その中で提案されたひとつが「玉ねぎ収穫」です。

昨年11月末にみんなで植えた細くて小さな苗が玉ねぎになりました。畑での活動です。密閉は心配ありません。密集、密接は大人が注意することで防ぐことができます。子どもたちのわくわく・ドキドキ感につながることを願って計画しました。もちろん保育が再開したあとには年中、年長さん改めて取り組む予定ですが、今日から3日間は年長さんのみで行います。

また、5月7日から3日間まずは短時間で幼稚園を再開していきます。通園バスの運行は迷いましたが、全員自家用車での送迎ですと駐車場が混雑し、そこに密集が起きます。バスには2人の添乗員が乗車し、個々の消毒、車内消毒、マスク着用、窓を開け、安全に配慮することを確認し十分に注意できると判断しました。もちろんバス停では保護者のみなさんに密集、密接を避け距離をとっていただく努力が必要です。お母さん同士のお喋りも慎んでいただかなくてはなりません。

さて、最後に少しだけ竹の子の教職員の自慢をさせてください。休園中はそれぞれの部署で頑張っています。子どもたちのこと、お母さん方のことをいつも思い浮かべ、何かできることはないかと想像力をフル回転させ、ベストを尽くそうとしています。「竹の子チームの結束力・対応力は素晴らしい」と感じています。
来週にはみなさんのお家に、その思いを少しでも届けられたらと思います。

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