2014/4/1

靴のサイズ合ってますか?

子どもたちの健やかな成長のために

気がつくと小さくなっている子どもの靴。すぐ履けなくなってしまうからと、サイズが大きめのものを購入されることはないでしょうか。子どもの足の異変に関して、気になる調査結果の一部をお知らせしますので、保護者のみなさんも参考にしてください。

靴にもちょうどよいゆとりを

足はすぐに大きくなる
足はすぐに大きくなる

保健婦さんたちが中心になり、5歳児約200人を対象に足の大きさと靴のサイズなどを調べました。子どもの靴は足の爪先から靴の先まで0.5センチから1センチのゆとりが必要とされていますが、このゆとりがちょうどよい靴を履いていた子どもは、全体の三割ほどだったそうです。
一方、靴のサイズが大きすぎる子どもは全体の四分の一を占め、反対にきつい靴を履いている子どもは一割余りいました。またこの調査の中で、薬指と小指が内側に寄っていたり、中指から小指までが盛り上がるなどの変形が心配される状態も見られたというのです。

足の状態まで見逃さない

こまめにサイズをチェック
こまめにサイズをチェック

保健婦さんの説明によれば「サイズが大きすぎたり小さすぎたりすると、子どもは指を曲げて靴を履いてしまいます。そのため、子どもの軟らかい足の骨に負担がかかり、変形につながります」とのことでした。
足の指が変形した子どもの中には、きつい靴を履いていても「履き心地がよい」と答える子どもがいます。また、サイズが合っていなくても不快に感じないなど、足の状態を人に伝えることができないことも調査で分かりました。なお、前に履いていた子どもの履き癖が強くついている靴は、サイズが一緒であっても履かせない方がよいそうです。

身体に合った靴を選ぶ

デザインや経済性にとらわれず、健康な足をつくり守るという観点から時々点検をし、子どもの足に合った靴をはかせたいものです。
理想的な子どもの靴は、歩くときに足が内側や外側に倒れないもの。かかとをしっかり支える作りで底にクッションがあり、指の付け根がよく屈折するものが理想です。市販されているマジックテープで調節できるものも利用してみてください。
足の健康はとても大切です。また靴の中は大変汚れるため、内側もしっかりきれいに洗いましょう。

子どもはたくさん歩いて育つ
子どもはたくさん歩いて育つ

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