2011/8/10

身体表現活動

「身体を十分に動かして群れ遊ぶ体験が、どんどん減少している」という声が高まっている昨今。安心して遊べる空き地や異年齢で群れ遊ぶ仲間が減り、子どもらしい生活環境が大きく変化しています。このことは、体力だけではなく、知力の低下にも繋がると心配されています。なかには「子どもは友だちと外で身体を思い切り動かして遊ぶことで、体力、知力ともにバランス良く発達していく。どんどん身体を動かして遊んでほしい」と戸外遊びの必要性を指摘する研究者もいます。

身体を動かして感性を磨く

竹の子幼稚園では、園内のいたるところで、子どもたちが一生懸命に身体を大きく動かして遊んでいます。保育室をのぞくと、うさぎのように飛び跳ねている子どもや、イモムシのように小さく丸まっている子どもたちを発見。遊戯室をのぞくと、ブリッジをしたり側転をしたり、駆け回っている子どもたちが見られます。
子どもたちが好きなように身体を動すこともあれば、読み聞かせた絵本を再現するよう促すこともあります。ときには、絵本を読み終えた保育者が声を出す前に、絵本に登場した動物になりきっている子どももいます。
運動会での遊戯やうたと劇あそびの会では、子どもたちの好きな絵本の世界を身体を精一杯に使って表現します。絵本を読んで湧いてくる「なんでだろう」「不思議だな」「もっと知りたい」という感情はとても大切なもので、この感性は「やさしさ」や「思いやり」にも繋がっていきます。

イモムシになりきって
イモムシになりきって
見て見て! ブリッジ
見て見て! ブリッジ
一生懸命駆け回る
一生懸命駆け回る

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