2019/1/15

関わり合ってこそ

毎日の喜びを増やせる会話

「今日はとっても寒いですね」と声をかけて「寒いですね」と返ってくると、嬉しいですね。「ご苦労様です」「ありがとうございます」といった言葉のやりとりも、気持ちがとっても温かくなります。こんな風に『応答』されると私たちは嬉しいですし、応答されて嫌がる人はめったにいないと思います。

安心と喜びが生まれる応答

みんなとあいさつ
みんなとあいさつ

私たちは、応答されると嬉しくなる生物なんだとつくづく思います。人はみな実は、応答されることを求めているのではないでしょうか。
竹の子幼稚園では、この応答が毎日の生活のほとんどです。子どもと保育者、保育者と保護者、保育者同士、保護者同士……。話しかけて応答してもらえると、どこか安心するし、落ち着きます。さらに話している内容もわかってもらえると、より安心して気持ちが通じたような感じがするわけです。気持ちが通じないと感じると、通じるまで頑張るということだってします。そのうち通じるだろうと、待っていることだってあります。

話し相手に関心を向けて

「寒いですね」は『挨拶』ですね。「寒いね〜」と返ってくると、共感されていると感じて「ああ、よかった」とほっとします。「きのう、お母さんと○○へ行ったよ」は『報告』です。「さぁ○○しましょう」「一緒にやろう」は『提案』です。「どうしたの?」「何があったの?」「これおいしい?」などは『質問』です。
子どもとのやりとりでは、この応答を意識的にするよう心がけています。「ああ、そうなの」「ああ、そういうことがあったの?」「えー、そこに行ったの」……。子どもたちが何か言ったら「ああ、あれ見ていたのね」と、目を合わせて言葉を返します。そうすれば子どもは、自分に関心を向けてもらっていると思うでしょう。

「これおいしい?」「うん、おいしいよ」
「これおいしい?」「うん、おいしいよ」

会話がつなぐ心と心

ときには「お腹すいてるの」「それが好きなんだね」ともっと具体的に応答していけば、子どもは心をうんと開いて話がつながっていくでしょう。さらには「それは、こういうことなんだね」「そうか。そういうことだったんだ」「こんなこと考えているのかな」と、子どもの言葉の未熟な部分を具体的に「明確化」していくことが求められます。このような応答的な会話のやりとりが『ああよかった』という安心感、そして共感となり、言語を伴うコミュニケーション力を育てていくでしょう。そうして子どもは、心の内をまとまりのよいものにしていくのです。
現代は、AIの時代へと加速度的に進んでいます。スマホが日常生活にどっぷりと入り込みました。家族や親子の会話がどんどん減少していると指摘されています。対人関係がとりにくい子どもが増えているとも懸念されています。こうしたデジタル時代だからこそ、子育てはしっかりと関わっていくことが大切になってくるのです。

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