2017/5/16

幼児期の「お手伝い」体験

日々の小さな積み重ねが学びのチャンス

幼児期の「お手伝い」体験は「意欲」の芽となります。もちろん、小さな子どもがいろいろ手を貸してくれると、かえって面倒なことにもなりやすいでしょう。家の中を小ざっぱりと片付けたい場合などは、大人の都合で全てやってしまうことも多いのではないでしょうか? しかし「発達」の視点でとらえますと、2〜3歳ごろから子どもは「やりたがり」の時代に入ってきます。お手伝いをしながら、いろいろと体験的に学ぶチャンスなのです。これはしつけにもつながっていきます。

意欲の芽を育てるために

竹の子幼稚園の「給食のお当番さん」「園庭でみんなで遊んだあとはみんなでお片付け」などは、子どもたちの大好きな活動です。誇り高くお仕事をします。このお仕事が大きな満足感につながり、いろいろな活動への意欲にもつながっていきます。
私たち保育者は、子どもたちの活動の様子を見守り、一緒に行動します。「きれいになったね、ありがとう」「◯◯ちゃん、先生助かったよ。うれしいな」「上手になったね」などと、子どもたち一人ひとりへ気持ちが届くよう、声をかけることを心がけています。

力を合わせてお片付け
力を合わせてお片付け

年長になりますと、お部屋の掃除で床の雑巾がけをします。4〜5月は雑巾のしぼりも甘く、まっすぐ雑巾がけもできないので、床がベチャベチャになってしまうこともあります。それでも根気よくかかわり「ありがとう、きれいになるね」などと声をかけ続けます。6月になると雑巾しぼりも床拭きも驚くほどうまくなり、物をどかして拭いたりするようになってきます。

子どもの生きる力を養う大人の根気

子どものお手伝いを見守り導くには、大人の根気力も試されます。すでにしていらっしゃるご家庭も多いかと思いますが、次のことを参考にしてお手伝いを体験させてみませんか?
(1)子どもにとって身近な、やりたがることを積み重ねる
(2)やった時に「ありがとう」とすぐに声をかける
(3)「お母さん、お手伝いをしてもらって助かったよ」と喜ぶ

友だちの履物も揃えよう
友だちの履物も揃えよう

お手伝いは、家の中の小さなことでかまいません。2歳には2歳、3歳には3歳と、興味を持って続けられそうなことがあります。例えば、次のようなお手伝いはいかがでしょうか。
・テーブルを拭く
・洗濯物を一緒にたたむ
・履物を揃える
・新聞や郵便物を取り入れる
・おもちゃを片付ける

そして「お母さん、お手伝いすることある?」と言うようになったら喜びましょう。こうした日々の小さな積み重ねが、子どもの生きる力となり、しつけにもなっていきます。

ホームへ先頭へ前へ戻る