2015/03/17

子育てとスマホ

子どもと向き合い、ふれあう時間を大切に

10〜20代の日本人のスマートフォン所有率は、約7割だそうです。小さい子どもさんを育てている世代の多くが、スマホを使っているということでしょう。
現在のところ私は使っていませんが、竹の子幼稚園の20〜30代の先生方のほとんどはスマホです。その便利さに、ときどき感動すらしています。ですから、スマホを否定しているわけではありません。

スマホの使い方には注意が必要

スマホには子どもが遊べるアプリやゲームがあります。私は大人の忙しさや都合によって、子守の代わりにそれらが使われることを心配しています。また、子どもがスマホを使っている大人をいつも見ていることも気になるところです。

日本小児科医会の先生方が「スマホに子守をさせないで」というキャンペーンをしていらっしゃいます。これに呼応して行われたアンケートでは、スマホで子どもを長時間遊ばせる「スマホ子守」をさせるという答が約3割。めったにさせない・させたことがないという答が64%と多数だったと知り、幼児教育関係者としてはほっとしました。
しかし人間は便利さを知り、それを味わってしまうとなかなか止めることができません。スマホの使い方には注意が必要であると、十分に認識しておくことは大切だと思います。

親子のコミュニケーションを通して、子どもは成長する

絵本の読み聞かせも大切なコミュニケーション
絵本の読み聞かせも大切なコミュニケーション

スマホの画面と乳幼児とのやりとりは画一的であり、一方的です。生身の人間とは違いますから、育ちをゆがめてしまう可能性があります。これはテレビやビデオにも共通する問題です。
また、親自身がスマホに夢中になることによって乳幼児に注意が向かなくなり、親子のふれあいが少なくなります。外出中に親がスマホに夢中になれば、乳幼児の安全は守れません。
子どもが成長発達するためには、視線を合わせる、言葉やしぐさのやりとりをするといったコミュニケーションが必須なのです。子どもと向き合い、ふれあって遊んだり絵本を読み聞かせたりする時間をしっかり作り、大切にしましょう。地道に続けていくことが子育てのベースだと思います。

人はひとりでは生きていけない

みんなでワクワクドキドキと心を動かす
みんなでワクワクドキドキと心を動かす

スマホと子どもとの出会いは大人次第です。失礼な物言いかもしれませんが、大人自身が使い方を見直し、メリハリをつけることが必要ともいえるでしょう。
便利なものがどんどん日常生活へ手軽に入ってくると、気づいたときにはなかなか止められなくなっていることが多い時代です。しかし、小さい子どもを育てることを時間短縮したり、肩代わりしてもらったりすることはできません。

竹の子幼稚園では、各保育室にテレビもビデオもパソコンもありません。遊びを中心におき、子ども同士がかかわり合い、群れて遊び、人はひとりでは生きていけないことを体験的に学ぶ環境をつくっています。
そして、さまざまな体験を通してワクワクドキドキと心を動かし、たくさんの失敗もしながら、仲間と共に学んでほしいと願って保育・教育をすすめています。
こうした保育・教育には、なかなか手間のかかることも多いです。しかし、子どもの輝く笑顔や表情、そして育とうとするエネルギーにはいつも感動しています。

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