2013/12/17

小さな育ちに寄り添って

子どもの嘘を考える

子どもは食卓で嫌いなものがあると、お母さんの目を盗んで隠したり、テーブルの下に落として「食べたよ」と嘘を言ったりすることがあります。あえて「軽い嘘」と表現してみましょう。幼児にはよくあることですが、子どもが嘘をつくというのは、どういうことなのか考えてみたいと思います。

成長の証ともいえる子どもの嘘

子どもの嘘は成長のひとつ
子どもの嘘は成長のひとつ

子どもが嘘をつくたいていの理由は「叱られたくないために」です。自分に都合が悪いことを隠したり、自分を良く見せようとしたりするときの嘘が多いように感じています。好き嫌いなく何でも食べる良い子と思われたいという気持ちから嘘をついているので、自尊心の表れであり子どもの成長の証ともいえます。とはいえ、嘘をつくことはもちろん良くないことなので、親としては動揺するもの。これは私たち保育者も一緒です。

実際には大人だって嘘をつきます。しかし、私たちが日常生活でついてしまう嘘の多くは、人を傷つけないためであったり、人間関係を壊さないためであったりします。そうでないものは反社会的行動にあたるので、社会的に許される範囲をわきまえた嘘のはずです。私たち大人が日常生活の中で対人関係のあり方を子どもに示し、感じとらせていかなくてはなりません。「このことは、◯◯ちゃんには内緒にしておこうね……」なんて会話、したことはありませんか……?

子どもの発達はそれぞれ
子どもの発達はそれぞれ

ありのままの育つ姿を褒める

もちろん、許されない嘘に対しては厳しく叱ることが必要です。しかし、幼児期にはささいな嘘はつかなくてすむような「オープンで明るい子育て」も大事です。嫌いなものを食べないことを叱るのではなく、少しでも食べられたことを喜び褒める。あいさつがしっかりできなくても、笑顔でいる姿を喜ぶ。こういった環境が安心感を育て、子どもたちは心を開いてくれます。

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