2012/9/18

育つ子どもから学ぶこと!

じょうぶな頭とかしこい体

それぞれ、おもいっきり
それぞれ、おもいっきり

毎年、運動会の練習の時期には園内がとても活気に満ちています。とはいえ、練習をしているのは年長児が中心。年少さんは、その雰囲気を感じながら「うんどうかいだね! うんどうかいだね!」とワクワク感いっぱいの様子。年中さんは「僕たちも、私たちもやりたい! やろうよ!」と憧れの眼差しで練習を見ています。

竹の子には“かしこい体”の子どもがいっぱい!

大好きな絵本作家で、五味太郎さんの本に『じょうぶな頭とかしこい体になるために』(ブロンズ社)という本があります。質の高いユーモアにあふれた、とてもおもしろい本です(ぜひ、ご一読を……)。

本の中身とは直接関係ありませんが、私はタイトルの“かしこい体”という言葉が、とてもほっとできて素敵だと思います。じょうぶな体というと、非の打ち所がなく健康そのものという印象ですが、実際にはそのような人は少ないですよね。

どの子にも弱い部分があります。胃腸が弱くて吐きやすい子、下痢しやすい子、風邪をひきやすい子、風邪をひくとゼーゼーしやすい子、あるいは病気を持って生まれた子もいます。

例えば、生まれつき心臓に病気を持って生まれた子に「じょうぶな体に育ちなさい」と言っても、運動が制限されたりと、いろいろな困難さがあるでしょう。でも、かしこい体というとできそうな気がします。竹の子幼稚園には、すごいなぁ〜と感心する“かしこい体”の子どもたちが大勢います。

個性を受け入れて環境を整えることが大事

その子らしく運動を
その子らしく運動を

私の考える“かしこい体”とは、病気などの弱点を個性として受け入れケアし、主治医の先生と相談しながら治療をし、日常生活を不足なく過ごせる体のことです。そのためには、他の子と同じように運動ができなくても、できる範囲で体を動かし、心をワクワクさせながら弱点を克服していくことが必要です。また長所を生かすことで、弱点をカバーするということも大切になります。

こうしていくことで、ハンディキャップがあっても、その子なりのかしこい体をつくることはできます。もちろん、その子の個性を受け入れて環境を整えること、理解のある人たちがたくさんいることは、大事な条件です。

“じょうぶな頭”というのも、とってもいい言葉だなぁと思います。「“かしこい頭”のどこがいけないの」と戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんね。“かしこい頭”だと、単なる知恵や勉強、処世術だけの頭の良さがイメージされやすいと思います。でも“じょうぶな頭”には、少々のことにはめげない強い意志を持って、自分の道を切り開いていく、心強く心やさしい、人間らしいイメージができるのです。

“じょうぶな頭とかしこい体”が育っていく

運動会の練習をしていると、やったぁ〜と嬉しいときもあれば、もうそろそろやりたくないなぁと思うときもあるでしょう。できそうもないから、嫌だなぁ〜と弱音を吐くこともあります。でも子どもたちは、それぞれに運動会をイメージして心を動かし、考え、友だちと関わり合って前に進んでいきます。子どもの育つ姿には“じょうぶな頭とかしこい体”がピッタリだと思う毎日です。

みんなで一緒に
みんなで一緒に

ホームへ先頭へ前へ戻る