2010/8/5

育ちあい、共に生きよう

人間 育ちあい 共に生きよう
人間 育ちあい 共に生きよう

昭和48年の開園当初から、障がいをもつ子どもも一緒に生活する「統合保育」を行っています。
その基本的姿勢は「幼稚園とは、集団生活を通して社会性を身につけ、社会生活に対する適応力を育成する場である。社会とは、様々な人々の集団であることを幼いうちからごく自然な生活の中で、体験を通して理解する場である」という考えです。
当初は、障がいに対する十分な経験や知識を持たずに、ただひたすら善意で、また保護者のひたむきな懇願に負けて受け入れることもありました。開園10年ごろから、幼稚園にいろいろな子どもがいることが当たり前になり、ぎくしゃくしなくなりました。年々重度の心身障がい児が多くなってきてきていますが、健常児といわれる子どもたち、教職員、保護者、地域の人々を含めて、園全体でおおらかに、自然生活の場を共有できるようになってきています。
障がい児だけのクラスを作らず、年齢別、クラス別のごく当たり前の保育を担任2人で運営をしています。そして全体理解を深め、クラス、年齢にこだわらないオープンな保育をめざしています。障がいを持つ子の問題が担当クラス、担当保育者だけのものにならないように、毎日教職員の打ち合わせ、週、月に必要に応じて行われる、検討会で園全体のものになるように話し合っていくのです。この検討会には、医師、保健婦、児童相談所員、心理学者といった専門職員に参加していただくこともあります。
またこうした保育は、全ての保護者の理解と協力なしではできません。保護者の集まり、たけのこ通信、連絡帳、家庭訪問といろいろな機会を通して、園の教育方針が浸透していくように働きかけて、幼稚園・保育者の信頼関係をつくり、ともに子育てをしていることを理解し合っています。保護者が自由に園に出入りできることを保障し、子どもと生活が共有できるように働きかけます。 ひらかれた教育こそ人間を育てる上で、欠かすことのできない条件ではないかと考えています。

今まで在籍した子どもたち:自閉症児、ダウン症児、重度発達遅滞児、脳性マヒ児、二分脊椎症児、肢体奇形児、聴力障がい児、内臓奇形児

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