2011/8/24

区画整理に伴う農業体験の対応

自然とのふれあいを大切にする新たな取り組みも

これまで竹の子幼稚園では、豊かな蓑川の自然を活用し、さまざまな農業体験をカリキュラムに加えてきました。田んぼではもち米を育てるため、泥んこ遊びからはじまり、田植え、稲刈り、脱穀、餅つきと、一年を通して農業の大変さとその楽しさを体験。また畑では、じゃがいも、たまねぎ、さつまいも、だいこんなどを育て、収穫して絵を描いたり、給食として食べたりしてきました。

しかし、平成23年10月より作付けの停止が決まりました。岡崎市蓑川南部地区区画整理事業が決定したのです。平成24年からは道路工事がはじまり、道路、公園、宅地ができます。これに伴い、園の東側にある畑も道路になり、また水路が埋められるため田んぼも使えなくなります。慣れ親しんできた自然環境が変わることについて戸惑うところはありますが、これは市として決定されたことであり、前向きにとらえていきたいと思っています。

こうした流れから、従来のような農業体験については、縮小や休止を視野に入れざるを得ません。園としては、これまで通り自然とのふれあいを大切にしたいと考えており、これを補う新たなプログラムへの取り組みも進めています。

自然とふれあう新たなプログラムを模索・研究

竹の子幼稚園では、現在のような農業体験はできないとしても、他の形で自然とふれあうプログラムを模索・研究しています。まだ正規のプログラムとしては整備されていませんが、例えば次のような取り組みをしています。

カゴメ株式会社様からいただいた48本の苗からの「トマト作り」。長野県富士見市のトマト農園に出向き、研修を受けてきました。また、園庭にある桑の葉を活かしての「かいこ育て」では、たくさんの桑の葉が一晩で葉脈だけになってしまう食欲にびっくり。ぐんぐん育ったおかいこさんが作った100個の黄色や白のきれいな繭に感動しました。
いずれも実験段階で、どうやって子どもたちの教育現場に取り入れていくのかという課題があります。大人の趣味でするなら簡単ですが、子どもの教育として現場に取り入れることは容易ではありません。とはいえ「なんとかしたい」という想いがあります。例としてあげたメニュー以外のものを含め、今後もトライしていきます。
また平成26年以降には、周囲の環境も落ち着くと思われます。その段階で、従来のように広く自然環境を活用した教育を行えるよう、改めて周辺環境の利用に取り組みたいと考えていきます。


身体表現活動・芸術による表現活動により力を入れて

自然とふれあう新たなプログラムを模索・研究すると同時に、これまで行ってきた身体表現活動・芸術による表現活動により力を入れてまいります。詳しくは以下のページをご覧ください。

全身で自分を表現
全身で自分を表現
自分らしく自由に描く
自分らしく自由に描く
みんなで遊び育つ
みんなで遊び育つ

継続のお知らせ(2012/3/26)― 農業体験の継続について

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