2013/3/19

子どもたちの「自ら」の出発

安心して自信がつくまであたたかく寄り添う

朝の登園で「親子の関わり」の場面に出会い、心が温かくなったことがあります。

年少のRちゃんは、毎朝お母さんとまだ赤ちゃんの妹と一緒に登園してきます。入園してしばらくは登園をしぶることが続きました。

みんなでギュッ
みんなでギュッ

そんなある日のこと。いつものように、赤ちゃんを抱っこしたお母さんと手をつないで登園してきたRちゃん。お母さんの手をしっかりと握りしめ、体をくっつけるようにして歩いてきました。部屋の前でRちゃんがグズグズしはじめると、お母さんがRちゃんと視線を合わせるようにしゃがみ込み「赤ちゃんが歩けるようになったら手をつないでね。」と話しかけました。
Rちゃんが「赤ちゃんの手はやわらかくてあったか〜い」と言うと、近くにいた子どもたちが集まってきて「私も手をつないであげるね」と口々に言います。それを聞いていたRちゃんは、ちょっと威張った様子で返事をしました。
「赤ちゃんは私の妹だよ……。私が手をつないであげるんだからね〜!」

このやり取りで吹っ切れたのか、Rちゃんはさっさと保育室に入って行きました。その後、順調にとはいきませんでしたが、Rちゃんはいつの間にか保育室ではなく、園舎の角でお母さんと別れて一人で保育室へ行くようになりました。

いろいろあるけれど、子どもは必ず自ら育つ力を発揮して育っていきます。安心して自信をつけたときに「自ら」の出発をするのですね。

寄り添うと安心する
寄り添うと安心する

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