2010/08/05

はじめての肢体不自由児

A学園の肢体不自由児、重複障害児の子どもたちが、はじめて竹の子幼稚園へやって来たときのことです。園ではすでに、保育室、園庭と所狭しにそれぞれの遊びが始まっていました。竹の子幼稚園の園児たちにとって、車椅子も保護帽も義足もめずらしくなく、自分の遊びを中断してまでも、A学園の子どもたちに注目することはありませんでした。しかし、子どもは正直です。たまたま左足を生後5カ月で切断したY君をみつけたK君は「なんで1本しか足がないの。交通事故かぁ」と声を掛けました。すると「ちがう、小さいとき切っちゃった」とY君。こんな会話が、実に明るく交わされました。

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